続いての種目はEV3 スピニングリールを使った的当てです
とにかく、開催国のクロアチアの選手がめっぽう強いのがこのスピニングの的当て
何が強いかって、どの国の選手もパッコンパッコンあててくるんだけど、クロアチアの選手はマルコ・ポポビッチが考えたクロアチア独特の投げ方で実に確実に、しかもめっちゃくちゃ早く当ててきます
初めて、このクロアチア投げ?をみた時は ほんとにプラグが操り人形のように操作されているかのように感じました マルコはジュニアのコーチもしているので、みんな同じ投げ方をしてきます
日本のみんなにもぜひ実際にあのプラグコントロールを見てもらいたいですね
EV3はたっぷりと練習時間と休憩を挟んでから行われました
一日3種目なので、いくら100人くらいの選手がプレーするにしても結構時間的なゆとりはあるのです
各自のコートに散らばって、スコーン ポコーン カコーン と練習します
EV3は真ん中のターゲットに対してコートが扇形に広がりますから、当然風の影響をもろに受けます
ど真ん中で追い風ならレフトサイドはターゲットに対して右からプラグを落としていかないといけなし、ライトサイドは左からのアプローチになります
練習ではコートに対してのアプローチを考えるわけです
が・・・・ ここの会場はすごーくいやらしい風が吹いてて だいたい右から左への強風と周りの林からの折り返しの風 たまに南の山からの強烈な吹き降ろしの風が来ました
つま恋で日本選手権をしていた頃と似た感じでしょうか その風がもっと強烈に吹くというのかな
たったの10投しかないので、慎重に慎重に行く選手 パーフェクトがもっとも出にくい競技なので一つでも外すと一気にスピードを上げていく選手 常にマイペースな選手とホントいろいろいます
僕は結構この種目が得意で、今回の日本選手権でも金メダルを取りました
ただね・・・パーフェクトではないですからね
とにかく、パーフェクトはでにくいけど98点はわんさか出るというのが、この種目の特徴でもあるのです
的がでっかいシートなので0点はないけど、100点ははてしなくむつかしい
この競技こそ キャスティングスポーツのもっとも奥深い一面をあらわす競技だと思います